2020/11/17
人は腸内細菌と共存関係
私達の腸には多くの種類の腸内細菌が住んでおり、実に4000種類以上と言われています。
消化吸収を助けたり、ウイルスや菌に感染するのを防いだり、免疫の働きを助けたりと、体に良い影響を与えてくれる菌を“善玉菌”なんて俗に呼んでいますね。
逆に毒素を産生したり、食物を腐敗させたり体に悪影響を及ぼす菌を“悪玉菌”と呼んでいます。
善玉菌の勢力が大きい間は悪玉菌があまり悪さをできないわけですね。
前回の記事で、食生活の改善を行うにはまず「足すこと」より「引くこと」から始めることが重要だとお話しました。では引くことができたのであれば、次は何を足していけば良いのでしょうか?
“腸活”なんて言葉が流行っている通り、近年では腸内フローラ(腸内細菌叢)が健康においてとても重要な役割を果たしていることが分かっています。今回は腸内細菌に着目して、特にみなさんがよく取り入れられている“ヨーグルト”に焦点を当ててお話します。
どの善玉菌が合うかは人によって違う
さて、みなさんはどのようなヨーグルトを使われているでしょうか?
スーパーなどに行ってもいろんな商品が陳列されていて、それぞれ使われている菌も違いますよね?一体どのヨーグルトが一番良いのでしょうか?
その答えは、「人による」です。
万人に対してこれがベスト!という菌は存在しません。
どういうことかというと、人によって反応を示す菌と反応を示さない菌が違うということなのです。
みなさん1人1人が自分に合った善玉菌と頑張って巡り合うしかない、ということなんですね。
理想の善玉菌と出会うために
ではどうやって自分に合う理想の善玉菌と巡り合えばいいのか?ということになってきますが、それはシンプルに“食べて経過を見る”ことです。
え?随分普通の方法だな…と思うことでしょう。全くもってその通りですが、経過を見る時にいくつかのポイントがあります。
1. 試すヨーグルトを1つ決めたら、3週間はそのヨーグルトのみで経過を見る
試している間は同じヨーグルトを毎日食べ続けてください
2. お通じが良くなる(快便)かを確認する
これは誰もが一番気にしていて、確認しやすいポイントですね
また快便かどうかだけでなく、便の色や硬さも確認することが重要です
便の色は黄色に近いのが理想で、茶色から黒っぽい色になるほど不健康です
便の硬さはギリギリ固形を保てる程度、ソフトクリーム程度の柔らかさが理想です
便は生活習慣の結果をしっかり反映してくれますので、ぜひチェックしましょう
3. 体調が良くなるかどうかを確認する
実は腸内細菌の状態が、精神や免疫も含む体調にとても大きな影響を与えています
神経の伝達に必要な“神経伝達物質”の9割が腸内細菌によって作られています
そのヨーグルトの試用前と試用中で精神の安定性がどう変化するか確認しましょう
また、アレルギーや自己免疫疾患、特に皮膚に問題がある方はそれに変化があるかどうかも重要なポイントになります
しかしヨーグルトの効果は…
ここまで話しておいてと思われるかもしれませんが、実はヨーグルトによる効果は一時的なもので、根本的な腸内フローラの改善には至りません。
え?じゃあ何のためにヨーグルトを食べているの?腸内フローラを改善するためじゃないの?という疑問を抱かれるかと思います。
ヨーグルトに含まれている善玉菌は、生きていようが死んでいようが腸内で効果を発揮します。
そしてヨーグルトを食べることをやめると2ヶ月程度で食べる前の状態に戻ってしまいます。
そうです、一時的にしか効果がないのです。
では根本的に腸内フローラを改善するためにはどうしたらいいのか?
それは腸内細菌のエサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維を積極的に摂ることです。
野菜や果物、海藻類などを日頃の食事にしっかり取り入れましょう。
その上で、巡り合えたあなたの理想のヨーグルトを摂り続けるのが良いでしょう。
定期的に神経のメンテナンスを
カイロプラクティックでは、サブラクセーション(神経の働きを妨害する骨格の歪み)を取り除き、自然治癒力を引き出すことができます。
そしてそのサブラクセーションを作り出す3つの要因があり、その1つとして化学的要因があります。化学物質とは薬剤や大気汚染、そして食べ物です。
ぜひ定期的なカイロプラクティック・ケアと一緒に、日頃からの食にも気をつけてみてください。相乗効果であなたをより健康に導いてくれることでしょう。
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