2021/10/13
「健康」それは生きるもの全てにとっての大きな命題
みなさんは「健康とはどのような状態か?10秒以内に簡潔に教えてください。」と聞かれたとき、ぱっと答えることができるでしょうか?「病気じゃない状態?」「症状がない状態?」といったことはすぐ頭に浮かぶと思います。
なぜこのようなことを聞くのか?それは特にこれからの時代、あなたの健康に対する認識次第で「あなたの人生における健康度合い」が全く違うものとなってくるためです。
今回は基本の基本に戻って、そもそも「健康」とは何なのか?についてお話したいと思います。初めて知るという方は今後のためにも健康に対する認識をアップグレードして頂き、既にご存知の方も再度おさらいしておきましょう。
「健康」の定義はいろいろあるけれど…
健康という概念については実に様々なところであらゆる定義がなされていますが、今回は世界的に認識されている最も有名なWHO(世界保健機関)の健康の定義をご紹介します。
「健康とは身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病または虚弱の存在しないことではない」 (Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.)
いかがでしょうか?とても的確かつ簡潔にまとまっていると思います。ポイントとしては「単に疾病または虚弱の存在しないことではない」という部分でしょう。症状がない、病気がないだけでは健康とは言えないというわけです。
そもそも症状、病気とはある日突然になってしまうものではありません。自覚症状的にはある日突然なったように感じても、実は長い時間をかけて水面下で発症に至るまでの変化が徐々に起きていて、ある日それが自覚症状として現れた段階でようやく本人に認識され、病院へ行き、検査をしたタイミングで病名という診断がつくのです。ですから病気とは検査して病名がついたときになるものではないのです。
例えばアルツハイマー型認知症(3型糖尿病)やパーキンソン病、多発性硬化症といった神経変性疾患は、自覚症状が出て病名がついた時に病気になったのではなく、少なくともその20年以上前から発病に至るまでの原因とプロセスが徐々に蓄積され続けてきていることが解ってきています。
また、肝臓や腎臓などの臓器は元々予備能力が高いため、臓器の働きが本来の40%くらいまで低下してこないと検査の異常値や自覚症状が出てきません。そのため自覚症状が出たときには既にかなり状況が悪い、場合によっては手遅れということもあるのです。
つまり今現在何の症状も持っていなかったとしても、「直ちに問題はない」からと、好きなものを好きなように食べ、面倒くさいからと運動をせず、体のケアも行わず生活を続けていると、数年後、数十年後に症状が出てしまうかもしれません。「直ちに問題がある」症状が出たときに焦っても「何の症状もなかった20年前からちゃんと気をつけていればこんなことにはならなかったかもしれない。」と後悔する結果になってしまうのです。正に後悔先に立たず、です。
今と未来の健康のために何を選択していくか?
健康とは人生を支える土台のようなもの。遊び、仕事、恋愛、旅行、子育て…あなたがどのような人生を送るにしても、何より健康あってのものです。そしてどれだけしっかりした健康の土台を作れるかは、あなたの今までの、今日の、そして明日からの選択にかかっています。健康とは一朝一夕で手に入るものではありません。日々の食生活、運動習慣、そして体のケアその積み重ねが、今そして数年後、数十年後という未来の健康へと繋がっていくのです。
病気でないならないうちに、症状がないならないうちに、より健康になるよう生活を送ることが、あなたの未来への投資なのです。そして定期的にカイロプラクティック・ケアを受け続けることが、あなたの未来の健康に大きく貢献してくれることでしょう。
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