女性のためのカイロプラクティック
女性外来について
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マタニティSTYLE2024に特集記事として当院が掲載されました。
女性の味方となり様々なお悩みをサポートしていきます。
女性はとても繊細でデリケートです。また何かと変化と負担を強いられてしまうような体質の特性があります。
身体の構造や機能も複雑でもあるため、見た目ではわからないような女性特有の症状に悩んでいる方も多くいらっしゃいます。このページは女性のための、女性に特化したページで、各種症状についてや豆知識、アドバイスなどについて記載してあります。
カイロプラクティック・ケアで「最高の健康」と「最高の美容」そして「最高の笑顔」を手に入れていきましょう!
生理痛・月経前症候群について
生理痛は、下腹部の痛みだけでなく、腰痛などの筋・骨格系の症状や時には頭痛なども伴い、とてもお辛いものであると思います。
生理時の痛みもそうですが、生理前に起こる痛みのことを月経前症候群(PMS)と言い、生理が開始する3~10日ほど前から身体的、精神的に現れる不快な様々な症状となります。ですが、これらの症状は生理が開始すると同時に改善していくのが特徴です。ご自身の痛みが生理時の痛みなのか、生理前の痛みなのか、どちらにも該当する痛みなのか、など把握されておくことも大切となります。
生理のある女性の内、実に70~80%の方は生理前に何らかの不快症状を感じると言われていますが、症状の程度や感じ方は軽度なものから重度なものまで様々です。その中でも日常生活に支障を来してしまう場合は月経前症候群(PMS)との診断がされます。
これらの症状は生活習慣を見直すことで、改善されることも多いのですが、重度の症状や、著しく気分の変調を来してしまうものについては月経前不快気分障害と呼ばれる精神疾患の一つとして考えられることもあり、抗うつ薬などのお薬の使用が必要となることも少なくありません。前途のこと以外にも、イライラする、気分が落ち込む、肌が荒れる、過食してしまう、動悸やめまい、ひどい吐き気や失神、不眠、無気力、判断力の低下など、個人差はありますが様々な状態、症状を引き起こす可能性があります。生理痛に効果的なお薬などもありますが、根本的、本質的な改善には至らないため、それらを継続的に飲み続ける必要があります。
根本的、本質的な改善を望まれる方には、一つの方法としてカイロプラクティックでのアプローチを検討していただければと思います。当院でも多くの方が改善され、笑顔を取り戻しておられます。
生理痛の主な原因は4つ!
1.プロスタグランジンの分泌量が原因
生理中は子宮を収縮させて、はがれ落ちた子宮内膜を血液と共に「経血」として身体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されるのですが、このプロスタグランジン分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になり、子宮内の血流が悪くなり、生理痛や陣痛のような下腹部や腰の痛みのなどの原因になります。プロスタグランジンの一種には痛みを強めるなどの作用があるため、腰痛などの症状以外にも頭痛などを引き起こしたり、強めたりなどの原因にもなります。プロスタグランジンが多く分泌するのは、ホルモンバランスが乱れている証拠でもあります。
カイロプラクティックのケアでは、骨盤や背骨の機能低下を改善し、神経系の機能が向上することで、ホルモンバランス(甲状腺ホルモン、性ホルモン)に良い影響を与え、身体の内側から生理痛を改善へと導いていきます。
2.子宮の出口が狭いことが原因
特に若い女性や出産経験のない女性に多く、原因としては子宮の出口が狭いことにあります。妊娠していない時の子宮の大きさは内側は1cm×3cmくらいの小さな空間となっており、またその壁は厚さ1.5cmほどの筋肉でできています。
実は月経中は、誰でも子宮に小さな陣痛のような収縮が起こっており、その為わずかながらも痛みが発生しています。その痛みが日常生活にどこまでの影響を与えているのかが、いわゆる生理痛によるお悩みとなります。しかしながら出産を経験すると、子宮の出口が広がるため、結果的に生理痛が軽くなるという場合もあります。
カイロプラクティックのケアでは、主に骨盤の動きに着目し、それらの状態を機能的に改善していくことで、結果的に子宮の出口にも良い影響を与え、生理痛を改善していけるよう対応していきます。
3.冷えによる血行不良が原因
体が冷えてしまうと、筋肉をより硬くしてしまい、血液の循環が悪くなってしまいます。その結果、生理痛の痛みの原因ともなるプロスタグランジンが骨盤内で滞ってしまうことで、痛みを引き起こしてしまいます。そもそも生理中の体温は生理前と比べて低下しており、通常より血液の循環が悪い状態にあります。
日常生活では身体を冷やさないよう、お風呂にゆっくりと浸かったり、白湯を飲むなど、また、ひざ掛けや使い捨てカイロを貼ったりして、下腹部や腰を冷やさないように注意しましょう。
カイロプラクティックのケアでは、自律神経(交感神経と副交感神経)の中でも、特に副交感神経(リラックスする神経)の機能に関する領域を確認し、身体内部を円滑にすることで、筋肉が緩み、血液の流れを改善されることで体温の上昇へと促し、冷えに対応していきます。
4.精神的・身体的ストレスが原因
精神的・身体的ストレスは自律神経のバランスやホルモンのバランスなどを崩し、筋肉が硬化し血液の循環が悪くなることで痛みを強めてしまいます。自律神経の乱れは体温調節の機能なども低下させてしまうので、冷えがより起こりやすい状態となってしまいます。そのことから、普段の日常生活においての精神的・身体的ストレスをなるべく避けることが望ましいです。特に生理中は、気をつけていただき、睡眠不足や過度な緊張は避け、できるだけゆったりと過ごしましょう。
カイロプラクティックのケアでは、前途にも記載しお伝えしたよう、自律神経(交感神経と副交感神経)に着目し、その中でも特に副交感神経(リラックスする神経)の機能に関する領域を確認しケアすることで、筋肉が緩み、血液の流れを改善させ、自律神経をバランスを安定させることで精神的・肉体的ストレスに対応していきます。
5.その他
子宮には仙骨子宮靱帯、基靱帯、子宮円靱帯などの様々な靭帯があり、それらは骨格と繋がり身体を支えています。そしてそれらに関与する部位での骨格の歪みは靱帯の張力におけるバランスを乱してしまい、結果、子宮への歪みにも繋がってしまう可能性があります。その歪んでしまった状態では子宮のみならず卵巣などにも影響を与えてしまい、骨盤内の血管が圧迫されてしまうことで血液の循環が滞り、さらには生理周期に合わせた骨盤の開閉が上手くいかなくなったりしてしまう可能性が考えられます。
カイロプラクティックのケアでは、骨盤や背骨の状態を改善し、神経系の働きを円滑にして生理痛の改善へと導いていきます。
生理不順について
どのような状態を生理不順と言うのか、皆さん意外とわからないという方も多いのではないかと思います。
生理不順の定義は以下を参考にしてください。
以下に該当しない場合、生理不順に該当します。
・変動:6日以内
・卵胞期日数: 17.9±6.2日
・黄体期日数:12.7±1.6日
・出血持続日数:3~7日(平均4.6日)
・経血量:20~140ml
・初経は10~14歳
・閉経は43~54歳
実は生理周期は毎回同じ周期とは限らず、生理周期の目安を25日~38日として、そこからプラス、マイナス6日以内の場合ばあれば、あまり心配することはないと言われています。
しかしながら生理がこない、周期が不安定すぎる、などの場合には注意が必要となり、規則正しい周期、生理周期の乱れのことを生理不順(月経不順)と言います。
では生理不順の原因は何なんでしょうか?
生理不順の主な原因は4つ!
1.生活習慣や環境による影響が原因
過度なダイエットや肥満、身体的な疲労や精神的な疲労、さらには環境の変化など、これらは自律神経系に影響を与え、またホルモンバランスにも影響します、これらのことがあると短期的に生理が乱れることも珍しくありません。過度なことは心身へのストレスとなり、それらのストレスはホルモンを調節する視床下部という脳にある部位に影響し、卵巣機能の障害を引き起こすことがあります。
2.卵巣の病気が原因
多嚢胞性卵巣症候群は、生理不順の原因として比較的多い病気で、成熟した女性の5~8%に発症すると言われています。この病気自体の原因は不明です。男性ホルモンの分泌量が増加することにより、排卵がしにくくなり、生理不順や無月経を引き起こすとされています。その他、卵巣の腫瘍や、40歳未満で閉経のような症状が起こる病気のことを早発卵巣不全と言いますが、これらなどから卵巣機能が低下してしまうと月経不順になることがあります。
3.他の臓器の病気が原因
他の臓器の原因として脳下垂体があります。生理に関わるホルモンを調節する働きをしている脳下垂体ですが、ここに腫瘍ができてしまったり、腫瘍を手術で切除したことにより、ホルモンのバランスが影響され、変わってしまうと生理に影響が出ます。
他にも甲状腺機能が低下してしまった影響で、プロラクチンというホルモンが増加することがあり、排卵を障害し生理不順となることもあります。
4.薬剤や治療の影響が原因
特に長期的な服用の場合、精神安定剤も身体には影響を与える一つとなります。うつ病やパニック障害などの治療のために処方される精神安定剤、これらの影響から乳汁分泌ホルモンとも呼ばれる、母乳を作るホルモンであるプロラクチンが高まり、排卵が止まってしまうことがあります。
他にも、抗がん剤による治療や放射線による治療、卵巣の手術の影響で、卵巣機能が低下し、排卵が障害され、生理不順となることがあります。
5.その他の原因
妊娠や閉経などでも生理が止まる原因となりますが、これらは自然な身体の変化であり、病気などとは異なります。
また、初めての生理から数年の間は、排卵の周期が安定しないということも多く、生理不順があったとしても正常の乱れの範囲内といえる場合もあります。
しかしながら少し意識してほしいことは、生理不順と思い込んでいたものが、不正出血(生理以外での性器出血)であったという場合があります。これらの原因として、子宮の腫瘍、ポリープ、血液凝固異常などの病気が潜んでいる場合がありますので、ご自身で心当たりがあるという場合は病院での診察も受けることが望ましいのではないかと思います。
生理不順が続いてしまう場合には、卵巣の機能やホルモンの異常が疑われ、それらを放置された結果、不妊症へと繋がってしまう可能性もあることから、生理周期を把握しておくことは健康を管理する上でも大切な役割があります。また一つの目安として、3ヶ月以上の生理不順は、何か重篤な病気の初期症状でもある可能性も考えられることから、医師への相談も念頭に入れておくことをお勧め致します。
カイロプラクティックケアでは、
ホルモンバランスと密接な関わりを持っている自律神経に対してのアプローチを検討していきます。
自律神経はよく車のアクセルとブレーキに例えられますが、アクセルの役割を担うのが「交感神経」となり、ブレーキの役割を担うのが「副交感神経」となります。これらが互いにバランスを取り合い活動してくれるのが理想となるのですが、どちかが優位なり過ぎてしまうと様々な症状を誘発し、またそれらはホルモンの分泌や働きなどにも影響を与えてしまいます。そしてそのホルモンバランスの状態が、さらに自律神経を乱し心身への不調に繋がってしまうのでます。
月経期になると脳にある脳下垂体と言われる部分から卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣は、その脳下垂体からの司令によって女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類のホルモンを分泌することで、女性の身体特有の生理のリズム(周期)を作り出しています。前途でもお伝えさせていただきましたように、この2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌のバランスが乱れることによって、生理不順が起こってしまうことから、それらの改善にはカイロプラクティックケアにて自律神経系に対するアプローチは必須となり、また日常生活においても規則正しい生活や適度な運動、バランスの良い食事、質のよい睡眠をとるなどのセルフケアが大切となります。何をどのように改善していけばいいのか、なかなかわからない部分もあるかと思いますが、当院ではそれらのことを皆さんと一緒に考えながらサポートして参りますので、どうぞご安心ください。
マタニティの方のためのカイロプラクティック・ケア
妊娠おめでとうございます!
お母さんのお腹の中で赤ちゃんの命を育む10か月開。
毎日を凄く幸せな気分で過ごし、その日を迎えられることが望ましいですよね。しかしながら心と体のバランスがとりづらくなってくるという方も多くいらっしゃいます。日々の心と体の変化を見逃さないように、しっかりと向き合い、またそれに対応し、元気な赤ちゃんに出会いましょう。当院では長いようで短い、短いようで長い、そんな皆さんのマタニティライフを、そして元気な赤ちゃんの誕生を、ますは健康を一番として、少しでも安心に、少しでも楽に過ごしていただくようスタッフ全員でサポートさせていただきます。
妊婦さんが施術を受けることでどのようなメリットがあるでしょうか?
母体のケア=赤ちゃんのケア
妊婦さんが施術を受けるメリットは様々ありますが、あえて、最初にこのメリットを記載させていただきます。理由は何よりもどんなことよりもお母さんにとって「赤ちゃんが最優先」であり、またお母さんの大切な大切な掛け替えの無い「宝もの」だからです。
実は母体のケアは赤ちゃんのケアにも直接的に関与しています。赤ちゃんの健やかな成長は、お母さんの神経系と脳がコントロールしていることから、それらの機能が最大限に発揮されていなくてはなりません。お母さんの脳からの指令が神経系へと伝わり、赤ちゃんを完全体へと導いていきます。それらは誰に決まられることなく確かに育むられていくのです。例えば栄養を吸収するのは小腸、水を吸収するのは大腸ですが、この小腸と大腸に向かう背骨から伸びる神経、この無数に張り巡らせされている神経の流れが円滑でなくてはなりません。その流れを阻害してしまうのがサブラクセーション(神経の円滑な流れを妨害してしまっている可能性のある骨格の傾き)であることから、サブラクセーションをしっかりと見つけ、確実に取り除く必要があります。それらが取り除かれることで本来お母さんの体に備わっている赤ちゃんを育む力が最大限に発揮され、健康で元気の良い赤ちゃんの成長へと繋がります。
時間の経過と共に、何かと大変になるかとも思いますが、自分自身と、そして何よりも赤ちゃんの健やかなる成長を大切にしていきましょう。タイトルにもあるよう母体をケアするということは赤ちゃんのケアをすることに直結しています。まずはお気軽にご相談ください。
骨盤の可動性を把握しておくことが大切
骨盤の可動性?
よく巷で見かけるのは「骨盤矯正」や「骨盤調整」「歪みを整える」などではないかと思います。実はそれ、優先順位として一番ではありません。「えっ!骨盤の歪みを整えなくてもいいの!?」と思いますよね。ここではなるべく簡単にご説明させていただきます。実は骨盤自体の「形を変える」のではなく、骨盤にある「関節の動きをケア」しておく必要があります。理想としては構造(いわゆる骨盤の形)と機能(骨盤の関節の動き)が良くなることが理想ですが、骨盤自体があまりにも歪んでしまっている、とかでない限りはまず優先順位として機能が大切となります。骨盤の機能が改善されることで、日々のお体の負担を逃すことが可能となり、その結果、痛みの軽減、血液の流れの改善、体温の上昇、出産時の負担の軽減などへと繋がります。骨盤の機能とはいわゆる仙腸関節や腰仙関節と言われる部分ですが、これらが機能的に、つまりしっかりと可動していなくてはなりません。これらの可動性が減少してしまうと、先ほど挙げた日々のお体の負担の軽減、血液の流れ、体温の上昇、出産時の負担の軽減が難しくなってしまいます。そしてとても大切なこととして、まずは骨盤の機能が改善されることで関節に動きが出て、そしてそれが構造(形)に影響を与えるということです。骨盤の構造、つまり形を変えるにもまずは機能していなくては形は変化していきません。そうですよね、動いてないのに形が変わるなんてあり得ないですよね。そうなんです、骨盤の状態を改善させるのにはまずは機能、そして構造と、これらの二つの観点からの検討していく必要があります。
骨盤のケアはお母さんのみならず、大切な赤ちゃんを守るために非常に重要となります。ここは専門家に任せ、しっかりとケアをしていきましょう。
つわりを最小限にするために
つわりによる各種症状でお悩みの方はとても多くいらっしゃいます。吐き気、嘔吐、眠気、全身の怠さ、頭痛、耳鳴り、胸焼け、胃の圧迫感、便秘、下痢など、毎日をとてもしんどい思いで過ごされているお母さんは多く、またこれらの状態が自律神経にも影響を与え、症状をより強くしてしまうという場合もあります。
つわりは妊娠によって体内のホルモンの量が急激に変化することや精神的な要因、文化的価値観などで起こると考えられていますが、はっきりとした原因やメカニズムなどは解明されていません。
ですので、つわりを少しでも和らげるために、また無理のない日常生活での過ごし方はとても大切となります。
まずは毎日の食事の取り方を工夫してみましょう。
つわりがあるときは、無理に食べようとせず、食べられるものを食べたいときに取るようにしていきましょう。つわりがある時期に無理に栄養バランスを保とうする必要はありません。たくさんの量を食べてしまうと吐き気を誘発してしまう可能性があるため、少ない量を何回かに分けて食べるよう心掛けていきましょう。胃への影響なども考え、刺激のある物や脂肪分の多い物は避け、薄味の乾いた食品などを取るようにしましょう。また無理に固形物を食べる必要もありませんので、スープやジュースなどで栄養を取るようにしましょう。適度な水分摂取も大切となります。
そして生活の工夫していきましょう。
つわりがある時期は、まずは安静にするよう心掛け、心身をリラックスさせるようにしましょう。無理に活動してしまうと、体調を崩してしまうこともあり、また自律神経を乱し、さらに体調へと影響を与えてしまいます。まずは心身のリラックスを第一に心掛けていきましょう。
つわりは、安産への不安や仕事への不安など精神的な要因によってもひどくなることが分かっているため、まずは無理をせず、身近な人や医師、私たちカイロプラクターに相談し少しでも不安を解消し、不安を抱え込まないようにしていきましょう。
仕事をしている方で、つわりの状態がひどい場合には、医師が作成する母性健康管理指導事項連絡カードを職場に提出することで仕事を休むことが可能になりますので、つらいときは無理をせずに主治医に相談し、まずはお母さんと大切な赤ちゃんの心身を第一にするよう心掛けていきましょう。
カイロプラクティックケアにより、神経の円滑な流れを取り戻し、自律神経を安定させ、お体の緊張やコリが緩和されることにより血流が改善され、また冷えなどの症状の改善に期待ができます。これらの症状が改善されることで、心身のリラックスへと繋がり、つわりの軽減への効果に期待がもてます。
心身のストレスを緩和するために
妊娠中の大敵と言えばなんといってもストレスです。ストレスは単に精神的なものだけとは限らず、身体的なストレスもまた避けなくてはなりません。
ここで言うストレスは、特に過度なストレスであり、適度なストレスであれば問題はないのではないかと考えます。
本来、ストレスというのは身体に「刺激を与える」という意味をもちますので、例えば適度な筋トレ運動など、逆に身体にとって「良いストレス」というものもあります。しかしながら過度なストレスは絶対に避けなくてはなりません。私たちが身近に捉えているストレスは「悪いストレス」となります。
「良いストレス」とは、夢や目標、目的をもった行動や、自分にとって楽しくまたやり甲斐のある仕事、そして人間関係、元気付けてくれたり、勇気をもらったり、奮い立たせてくれたりなど、やる気になるような、やる気にさせてくれるような刺激がもたらされることで、これらのことは人生において、とても必要な成長させてくれるストレスであると思われます。
「悪いストレス」とは、心身への過度な出来事、疲労や不安など、またそれらを継続的に行ってしまうこと、人間関係の不和、やる気をなくしてしまうなどの状態を感じる、また症状が起こってしまうことを言います。これらの悪いストレスは自律神経を乱し、また妊娠中はホルモンバランスの乱れや、お腹の赤ちゃんの心配などから、悪循環へとも繋がってしまい、精神的にも不安定になったり、ストレスを加速させる要因となり、敏感になってしまったりもします。
カイロプラクティックケアを受けることで、自律神経の乱れを整えストレス緩和を目指し、体の痛みやバランスを整えるだけではなく、神経系の機能を働かせ、心身の健康を手に入れていきましょう。
妊娠中と出産時の負担軽減に向けて
妊娠中にお体の状態をしっかりと整えておくことで、日々の心身の負担の軽減のみならず、出産時の負担も軽減されるという傾向もあるようです。
お体の状態が日常的に安定しているということは、それだけ腰部や骨盤へのダメージも少なく、また出産時にそれらが最後の引き金となることもありません。しかしながら日頃から腰部や骨盤に負担を強いられているような状態では、出産時ではさらなる負担を強いられてしまうことになります、また出産時のみならず出産後の回復も遅らせてしまうことになります。そのことから、いかに日々の負担を軽減させるような体作りと日々の過ごし方が大切となってきます。良くも悪くも蓄積となりますので、確かなケアと正しい知識で乗り越えていきましょう。心身に負担をかけない姿勢で過ごしたり、血液などの体液の循環が円滑になることで、体調も安定し整ってくるのではないかと思います。それらの結果、理想的な体調で出産に臨むことができ、安産へと導かれていくことでしょう。
逆子の改善とその予防に向けて
逆子とは、子宮内で赤ちゃんが下半身を子宮口側に向けている胎位(姿勢)のことで、医学用語では骨盤位(こつばんい)と言います。
カイロプラクティックのケアによって逆子の改善にも期待できますが、逆子自体は病気ということではありませんので、不安になり過ぎたり、必要以上にナイーブになることもありません、しかしながら対策は早めにしておくことがよいのではないかと思います。
妊娠中期頃までの赤ちゃんは、子宮内で元気に動き回るゆとりがあるため、様々に向きを変えながらお母さんの栄養を取り込み育まれています。
妊娠後期に入り、赤ちゃんも大きく成長すると、最も重い部分である頭が下に向く「頭位」という状態で落ち着き安定します。
ではどうして逆子となってしまうのでしょうか。
逆子となってしまう場合の多くは特別な原因があるわけではありません。また赤ちゃんが逆子になってしまうことを予測することも困難です。しかしながら以下のことが逆子となってしまうリスクになっていると考えられています。
・子宮筋腫
・先天的な子宮の形態異常
・前置胎盤
・羊水過少や羊水過多
・多胎妊娠(ふたごやみつご以上の妊娠)
・子宮内胎児発育遅延
・赤ちゃんの形態異常(水頭症や無脳症、仙尾部奇形腫など)
・前回妊娠が帝王切開だった
この他にも、1人目のお子さんが逆子であった場合、10%の確率で2人目も逆子になってしまうという報告もあります。
カイロプラクティックケアでは、まずは骨盤の状態や腰部の状態を確認し、お母さんや赤ちゃんに負担をかけないような方法で調整し、赤ちゃんが適正な位置へ戻るようお手伝いをします。また骨盤や腰部の状態よっては、逆子のリスクを高めてしまう可能性も否めないことから、赤ちゃんにとって最適で居心地の良い空間を確保するためにも、しっかりと骨盤と腰部の状態を確認しケアしておきましょう。
お母さんと赤ちゃんに最高の瞬間を!
当院のこれまでのデータによると妊娠中、定期的にカイロプラクティックケアを受けられていた方のほとんどの方が安産でした。
安産には大前提として母体が万全の体制でないといけません。万全の体制とは、特に骨盤における仙腸関節の可動性であり、またそれに伴う脊柱の可動性にあります。それらの可動が減少してしまうことで出産が難航してしまいますので、骨盤や脊柱へとアジャストメント(調整)を行い、まずはしっかりと可動をさせ、神経機能を改善させ、出産がスムーズに行えるよう安産へのサポートをし、赤ちゃんを産み出す力を高めていきます。
出産は一種の外傷でもあります。お母さんと赤ちゃんの負担を少しでも軽減していけるよう努めていく必要があります。これはお母さんの後々の健康と赤ちゃんの成長にも直接的に関与してきます。
難産となってしまうと場合によっては、吸引分娩や鉗子分娩などによる首への負担や、帝王切開による負担などによりサブラクセーション(神経の円滑な流れを妨害してしまっている可能性のある骨格の傾き)を発生させてしまいます。
何よりもお母さんと赤ちゃんが元気で健康でいることが、産後の育児の負担を軽減させることにも繋がります。
スタッフ全員で全力でサポートしていきます。本当に感動できる瞬間を、本当に最高の思い出となる瞬間を是非サポートさせてください。お母さんも赤ちゃんも、みんなで一大イベントに向かって頑張っていきましょう!
産前・産後の骨盤ケアについて
産前と産後の骨盤のケアは極めて重要になります。
もっと言うのであれば、赤ちゃんのケアも同じくらいに大切となります。そちらにつきましては「小児のためのカイロプラクティック」をご覧ください。
皆さまは、リラキシンという女性ホルモンをお聞きになったことはありますでしょうか?妊娠中というのはこのリラキシンという女性ホルモンによってあらゆる部分の関節や靭帯が弛緩して出産に備える準備をします。またよく勘違いされてしまうことの一つに、出産の時だけ骨盤が緩む、というような認識をお持ちの方も多いのですか、実は出産の時のみ骨盤の関節や靭帯が緩んでしまうのではなく、妊娠中から徐々に緩み開いていくものとなります。つまりわずかながらにですが、身体においての不安定性が生じることになります。これらの不安定性をしっかりとキープするためにも母体のケアは必須となりますが、何よりも産前・産後においての骨盤のケアは健康を維持する上で、また健康を増進する上でも必要不可欠となります。
本来、産前・産後のケアにおいて、骨盤のみをケアするのではなく、骨盤も含めた全体の状態を確認し、必要であればケアを実行していくことが望ましいのではないかと思います。また可能な限り、産婦人科の先生や看護師さん、そして私たちWHO基準カイロプラクターとの連携によって、妊娠中または産後の骨盤サポート用品でもあるトコちゃんベルトなどの使い方なども指導させていただければと思います。人それぞれに骨盤の状態は異なることから、ただ単にトコちゃんベルトを巻けばいい、ということでもありません。また骨盤を締め付けるだけでは、骨盤を良い状態に戻していくというのは不十分となります。カイロプラクティック観点からにおける正確な分析とアジャストメント(調整)、そして骨盤や脊骨の状態を考慮して提供される理学療法士の先生方との連携による運動プログラムに姿勢指導、これらの個々に対してのケアと指導がとても大切となります。
産前の骨盤のケアは、施術自体は妊娠初期からでも問題ありませんが、もしもご心配ということでありましたら安定期(16週~35週)に入ってから受けられることお勧め致します。
産後の骨盤のケアは、産後直後からでも問題はありませんが、6週を超えた辺りからの施術が望ましいです。 産後の約1ヶ月間は何よりも安静が第一です。ご家族などに協力していただき、ゆっくりとお身体をお休めください。
不妊症・妊活のためのケアについて
当院では不妊治療の一つの選択肢としてカイロプラクティック・ケアを取り入れ、妊娠され、元気な赤ちゃんを出産された方は数多くいらっしゃいます。また病院にて不妊治療と併行してカイロプラクティックケアを受けられている方や不妊治療をやめてカイロプラクティックケアのみに絞って受けられている方など様々な方が当院には来院されており、妊娠、出産に成功された方は数多くいらっしゃいます。
世界保健機関(WHO)の発表によると男女別で不妊の原因は、女性のみの場合が41%、男性のみの場合が24%、男女両方の場合が24%、そして原因不明の場合が11%となっています。つまり不妊の原因はどちらも考えられ、89%は男女の機能的な問題として考えられます。このデータから約半数は男性側にも原因があることがわかるため、不妊症の検査や治療・施術を受ける上で、またカイロプラクティック・ケアを受ける上で、お互いが協力し合って検査や治療・施術に臨むことが大切となります。
私たちはカイロプラクターは人間の機能に着目しています。根本的な原因となる背骨や骨盤、そしてそこから伸びる神経にアプローチされることで不妊症への対応をしていきます。
カイロプラクティックでは、以下の二つの視点から考察しアプローチを検討していきます。
神経と骨盤・背骨のケア
まずは人間の土台ともなる骨盤と腰椎に着目します。またその部位は、子宮や卵巣に関与する領域でもあるため、その領域でのサブラクセーションを探しアジャストメントを検討していきます。脳から子宮に伝達されている神経の流れが100%でなかったら、子宮の状態にも影響を与えてしまい、健康な卵を作れない、卵管も詰まりやすい状態となってしまう、着床しにくいなどが起きてしまう可能性も否めません。
骨盤の状態によっては構造的にも子宮の状態に影響に変化を与え、不妊に繋がってしまう場合も否めないため、人間の土台の部分となる骨盤のケアを必須となります。
ホルモンバランスのケア
妊娠するために必要となるのが、様々なホルモンの働きとなり、またそれらがバランス良く働き機能していくことが重要となります。
ホルモンは、脳の視床下部、下垂体、卵巣によってコントロールされており、女性のライフスタイルにとって切っても切れない関係となることから以下のホルモンの働きを把握しておくことはとても重要となってきます。
・卵胞刺激ホルモン
卵胞刺激ホルモンとは、脳の下垂体という部分から分泌される性腺刺激ホルモンの一種となり、それぞれの性腺(卵巣・精巣)を刺激して性ホルモンの分泌を促進することで、女性の場合は卵巣を刺激して卵子の成熟を促し、男性の場合は精巣を刺激して精子の形成を促すホルモンとなります。
・黄体化ホルモン(成熟した卵胞に排卵を促す)
黄体化ホルモンとは、脳の下垂体という部分から分泌されるホルモンで卵胞発育、排卵、高温期の維持に働きます。特に排卵前に高値となることで排卵月の予測に役立ちます。
・性腺刺激ホルモン(コナドトロピン)
性腺刺激ホルモンとは、別名コナドトロピンとも言い、精巣や卵巣に作用してその機能を刺激する性質をもつホルモンで、脳の下垂体という部分から分泌される卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンと胎盤が分泌する絨毛(じゅうもう)性性腺刺激ホルモンのことを指します。
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンとは、主として卵巣から分泌されるホルモンで、特に思春期においては女性らしい体型を形成していき、また月経を起こし、子宮や膣、乳房などの発育を促します。さらに妊娠と、妊娠による良い状態を保つためにも重要かつ必要不可欠なホルモンとして知られています。
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンとは、基礎体温を上昇させるばかりでなく、受精卵の着床のために子宮内膜を整えたりするなどの働きがあり、妊娠の維持に活躍します。
これらのホルモンは全て脳と神経系が関与し、またコントロールをしています。
脳から伝わる神経系、それらの状態を円滑に働かせるためには、サブラクセーション(神経の円滑な流れを妨害してしまっている可能性のある骨格の傾き)を取り除き、背骨から骨盤までの状態をしっかりと機能させることが必要となります。その結果、正常なホルモンバランスを保てることに繋がってきます。
流産について
ここではあえて流産についての記載もしておきます。流産とは、妊娠中に何らかの問題、異常が起こってしまい、22週未満で妊娠が終了してしまうことを指します。医学的に妊娠を終了させる流産を人工流産と呼び、自然に流産を自然流産と呼びます。
自然流産の原因として、胎児側の原因、母体側の原因、両親の原因とに分類され、胎児側の原因の一つとしては、染色体の異常や遺伝病などにより、受精の段階から流産してしまう可能性が極めて高くなることがあり、初期の自然流産については胎児側の原因によるものが大半を占めます。
母体側の原因としては、子宮の病気や、前途にも記載してあるホルモンの影響、中でも黄体機能不全というホルモンの問題などがあります。黄体機能不全とは、妊娠を継続するために必要となるホルモンが正常に機能しないという状態です。
また流産の可能性として、母体に血液凝固系異常、甲状腺機能異常、高リン脂質抗体症候群、高プロラクチン血症などの病気があるような場合にも習慣流産となってしまうことがあり、その他、何らかの感染症による子宮への影響、つまり子宮への炎症が及んでしまうと、子宮自体に収縮されてしまい流産へと至ってしまう可能性もあります。
ご両親の原因によるものは稀なのですが、ご夫婦のどちらかに潜在的な染色体の異常がある場合には、胎児も染色体異常になってしまうことが多く、自然流産の原因となってしまう可能性があります。
また、母体に何らかの免疫系による異常があり、父親由来となる胎児の成分を異物と認識してしまうことで、体外に排出する力がはたらいてしまうということもあります。
自然流産の原因として、一般的に初期の流産は胎児側の原因が多く、12週以降は母体あるいは父親、またはご両親が原因となる場合もあります。
流産を防ぐためには前途の他にも、子宮の状態が大きく影響をしてきます。子宮には仙骨子宮靱帯、基靱帯、子宮円靱帯などの様々な靭帯が仙骨と言われる骨盤を形成する骨へと繋がっています。これらの状態がバランスの良い張力を発揮していることで骨盤やその上にある腰椎の状態を円滑に機能させていきます。これらの状態を円滑にしていくためにも、骨盤や腰椎のサブラクセーション(神経の円滑な流れを妨害してしまっている骨格の傾き)を取り除かなくてはなりません。また、脳から子宮へと伝わる神経の円滑な流れに関与する、つまり子宮に直接的に関与してくると考えられている上部腰椎のサブラクセーションの有無も調べていく必要があります。
いずれの場合におきましても、母体の状態を最良にしておくということは極めて重要となることからサブラクセーションを正確に見つけ出し、それらを取り除き、心身共に最良を保つことが望ましいのではないかと考えます。
更年期障害について
更年期障害、最近よく耳にするようになってきたのは、当院のカイロプラクターの年齢層も高まってきたことからかもしれません。同じような年代の方々より、そのようなお声をいただくことが増えてきたように感じます。
更年期とは加齢に伴う卵巣機能の低下により減退し始め、そして消失するまでの時期のことを言います。
更年期の年齢としては、一般的に閉経前後の5年間、つまり合計の10年間のことを言います。閉経する年齢には個人差があり、またその差は大きく、40歳代の前半にそれを迎える女性もいれば、50歳代の後半になっても迎えない女性もいるため更年期の年齢にはかなりの個人差があります。
この時期に、様々な症状が出てくるのですが、代表的なものとしては、のぼせ・ほてり(いわゆるホットフラッシュ)などがあり、その他には、めまいや頭痛、全身の倦怠感に不眠などといった身体的な症状、そして身体的な症状の他にも、気分の落ち込みにやる気の低下、不安な気持ちや憂鬱な気持ちなどといった精神的な症状がみられるなどがあり、これらの症状に関与する検査を行っても特に異常がないのであれば更年期の症状としての可能性が高まります。そしてこれらの症状がひどくなり、日常生活にも支障をきたしてしまう状態を更年期障害と言います。
どのような病気や症状に関しても共通していることになりますが、ご自宅でのセルフケアにおいて、生活習慣を整えることはとても重要になります。運動、栄養、睡眠などを今一度見直し、規則正しい生活を心掛け、それらの外的要因と同時に内的要因となる身体内部の機能を円滑に働かせるためのカイロプラクティックケアを併用し、エストロゲンやプロゲステロンなどの加齢に伴う卵巣機能の低下による女性ホルモンが生産低下、そしてそれらの状態があることで卵巣に代わって副腎皮質が女性ホルモンを生産していきます。つまりこの副腎の領域にサブラクセーション(神経の円滑な流れを妨害してしまっている可能性のある骨格の傾き)があり、副腎がストレスによって疲労してしまったりすると女性ホルモンの生産に支障が出てしまうことになります。そのようなことからもエストロゲンの分泌量が減り、更年期障害特有となる自律神経系に関する様々な問題を引き起こす可能性もあります。カイロプラクティック観点からでは、これらの状態を少しでも阻止すべく、副腎領域のサブラクセーションを探し出し、副腎機能を最大限に活性化していける努めていきます。
女性外来について
当院の女性外来は、カイロプラクティック科学学会にて「生理痛に関するカイロプラクティック治療の有効性に関する研究」についての研究を発表した院長の庵原 崇 D.C.,D.C.Sc.,B.C.Sc.と当院が連携する各専門家が、女性特有のお悩みに対して、女性目線で考察、サポートをしていく専門チームでの対応も可能としています。
特に生理痛・生理不順、マタニティライフなどでお悩みの方で、ご予約をご希望の方は「女性外来希望」とご一報ください。
また、当院では「無料個別相談」も随時実施しておりますので、施術を受けるかどうか迷われている方は、まずはこちらよりお気軽にご相談ください。
女性外来担当ドクター(D.C.)
院長 庵原 崇 D.C.,D.C.Sc.,B.C.Sc.
生理痛に関するカイロプラクティック治療の有効性に関する研究について